Gartnerによると、2021年に、世界のスマートフォンの売上は、前年から、35%増加するという。'21.02.04
【Gartnerによると、2021年に、世界のスマートフォンの売上は、前年から、35%増加するという。】'21.02.04
Gartnerによると、2021年に、世界のスマートフォンの売上は、前年から、35%増加する見込みだという。2021年2月3日
By Gartner
Gartnerは、5G対応のスマートフォンは、2021年における、スマートフォンの売上全体の、35%を占めると予想している。
Gartnerによると、エンドユーザへの、スマートフォンの世界の販売台数は、前年から、11.4%増加し、2021年には、合計で15億台になる見込みだという。
Gartnerによると、2020年に、消費者は、スマートフォンへの支出を減らしたが、新しい製品が、2021年に発売されると、需要を促すという。
Gartnerのアナリストは、2020年に減少した、スマートフォンの販売台数が、2021年に、需要が増え、リバウンドして、2019年の販売台数のレベル近くに戻ると予想している。
コロナウィルスの感染拡大の影響で、2020年に、スマートフォンの販売台数が、前年から、10.5%減少した後、2021年に、スマートフォンの販売台数が、リバウンドすると予測されている。
アジア・パシフィックの先進諸国、西欧、ラテンアメリカは、2020年から2021年の間に、スマートフォンの販売台数が、強力に増加することが期待されている。(表1参照)
表1)2019年から2021年における、世界のスマートフォンの販売台数(単位:1000台)
地域 2019年 2020年 2021年
東欧 47,358 42,960 49,364
アジア・パシフィック
の新興諸国 369,359 336,897 365,891
ユーラシア 48,341 43,473 47,261
中国 407,449 368,016 409,968
ラテンアメリカ 131,954 116,301 134,349
アジア・パシフィック
の先進諸国 31,085 26,311 30,457
中東と北アフリカ 75,208 71,477 79,112
北米 159,974 136,257 151,750
サハラ以南アフリカ 91,537 84,440 94,293
西欧 146,747 125,430 142,796
日本 31,643 27,159 30,118
総合計 1,540,655 1,378,719 1,535,358
ソース:Gartner、2021年2月
5G移動通信サービスは、スマートフォンの販売台数の増加の、次の要因の1つになる。
基本価格が200ドルの、エントリ・レベルのスマートフォンで、5Gがサポートされるようになると、中国や成熟市場において、特に、このような手頃な価格の、5G対応スマートフォンの販売台数が、大きく増えるだろう。
新興諸国における、需要は、より良い仕様で、オプションとして、5Gをサポートした、スマートフォンを探している、ユーザにより促されるだろう。
Gartnerは、2021年に、世界で、5Gをサポートした、スマートフォンの販売台数は、合計で、5億3900万台になると予測している。
また、Gartnerは、2021年における、世界のスマートフォンの販売台数の、35%が、5Gをサポートした、スマートフォンになると見積もっている。(表2参照)
表2)2019年から2021年における、世界の5G対応スマートフォンの販売台数の見積り(単位:1000台)
2019年 2020年 2021年
5Gスマートフォン 16,705 213,260 538,530
ソース:Gartner、2021年2月
5Gは、現在、特に、米国、中国、日本、および、韓国において、高級スマートフォンの標準機能に成っている。
より低コストのモデルにより、促され、5G対応スマートフォンの需要が、最も多いのは、中国であり、2021年に、中国で販売された、スマートフォンの台数の、59.5%は、5G対応スマートフォンになる見込みである。
さらに、エントリレベルの、5G対応スマートフォンは、中国以外の国でも、人気が出るようになり、2021年に、世界の代表的な地域における、5G対応スマートフォンの販売台数が、増えるだろう。
Gartnerの顧客は、「Forecast:Mobile Phones, Worldwide, 2018-2024, 4Q20 Update」レポートを読むことができる。