Qualcommの最も興味のある、新しいスマートフォン関連の技術(2)'21.01.21
【Qualcommの最も興味のある、新しいスマートフォン関連の技術(2)】'21.01.21
2021年には、ネットワーク基盤と、5G対応のスマートフォンの両方が、大幅に改善されるだろう。2020年12月10日
2021年には、5Gのネットワーク基盤が、さらに改善され、5Gをサポートした、スマートフォンの販売が増えるだろう。
2021年における、スマートフォンのコンセプトを見るため、筆者らは、オンラインで開催された、Qualcommの、アナリスト向けのイベントに参加した。
Qualcommによると、2021年のプレミアム・スマートフォンが、これまで以上に、大きく進歩するという。
他の製品よりも際立っている、製品の1つには、「Qualcomm Sensing Hub」がある。
Qualcomm Sensing Hubは、さまざまなセンサーからのデータを統合して処理するのに役立つ、マイクロ・コントローラー・ユニット/コプロセッサー/DSPである。
Qualcommによると、Qualcomm Sensing Hubの技術は、センサーからのデータを統合して処理する作業を、CPUからオフロードするのに役立ち、バッテリーの消費を節約し、性能を向上させるという。
「Qualcomm Sensing Hub」は、私たちの多くが望んでいたことに気づかなかった、いくつかの機能を提供する。
(続き)
・「Qualcomm Sensing Hub」
Qualcomm Sensing Hubは、さまざまなセンサーからのデータを統合して処理するのに役立つ、マイクロ・コントローラー・ユニット/コプロセッサー/DSPである。
Qualcommによると、Snapdragon 888のような、ハイエンド・チップを搭載した、スマートフォンで、AIアルゴリズムを実行するには、従来のCPUとは、まったく異なるハードウェアが必要になるという。
そのため、同社は、Snapdragon 888で、スマートフォンに搭載された、さまざまなセンサーで収集される、データを処理するのに役に立つ、第2世代の「Qualcomm Sensing Hub」を実装した。
これにより、スマートフォンのAI性能が、大幅に向上し、AIアルゴリズムを、高速、かつ、低消費電力で実行できるようになり、スマートフォンは、よりスマートになる。
スマートフォンには、GPS、磁気、加速度、ジャイロ、環境光、近接、指紋といった、さまざまなセンサーが、搭載されている。
スマートフォンのセンサーは、ユーザの周囲を認識するために、動き、位置、環境といった、さまざまな情報を収集のに使用されている。
例えば、スマートフォンは、センサーとアプリを使用して、ユーザの動きを追跡したり、歩数をカウントしたり、ユーザを認証したりすることができる。
センサーを利用する、代表的なアプリには、カーナビ、乗り物の乗り換え案内、非接触決済、指紋認証や顔認証、対話型ゲームなどがある。
スマートフォンは、コミュニケーション&コラボレーション・ツール、Webブラウザ、生産性アプリ、ストリーミング・メディアの再生、ゲームなどだけでなく、スマートなコンパニオンとしても、利用できるようになる。
例えば、ユーザは、大きな駐車場で、車を置いた場所を記憶しなければならない場合もあるだろう。
このような場合、スマートフォンは、ユーザに、車の位置を、教えてくれるようになる。
・まとめ
Qualcommは、高性能なSnapdragon 888プロセッサが、2021年に、プレミアム・スマートフォンの改善にとって、有用になることを示唆している。
Qualcommによると、高性能なSnapdragon 888プロセッサ、さまざまなセンサー、「Qualcomm Sensing Hub」、および、AI技術で、スマートフォン・メーカやソフトウェア・ベンダは、デジタル・アシスタントのような、スマートフォンの代表的なアプリの機能や性能を、大幅に改善できるようになるという。
Qualcommによると、中でも、さまざまなセンサーからのデータを統合して、処理するのに役立つ、「Qualcomm Sensing Hub」が、最も重要な役割を果たすようになるという。