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2020年9月16日 (水)

なぜ、Nvidiaは、ARMを買収することを、計画しているのだろう?(2)'20.09.16

【なぜ、Nvidiaは、ARMを買収することを、計画しているのだろう?(2)】'20.09.16

 Nvidiaが、ARMの買収を計画しているのは、プロセッサ・チップ業界に、大きな変化を、もたらしたいからだろう。2020年6月31日

 By Chuong Nguyen、digitaltrends

 Nvidiaは、同社の、グラフィックス・チップやカードの設計&製造技術と、買収を計画している、ARMのRISCプロセッサのアーキテクチャの設計技術を結合することで、GPUを超える、プロセッサを提供できるようになる可能性がある。

 ARMは、プロセッサ・チップを製造している、メーカではなく、アーキテクチャや、カスタマイズするためのツールなどの、知的所有権(IP)を、ライセンス販売している、チップ・デザイナーである。

 ARMの、RISCプロセッサの、ARMアーキテクチャにより、Nvidiaは、競合他社のIntelやAMDが、提供している、CISCプロセッサのx86アーキテクチャよりも、低消費電力で、コンパクトなプロセッサを、提供できるようになる可能性がある。

   (続き)

2.ARMのビジネス・モデル
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 Nvidia、AMD、Intelとは異なり、ARMは、プロセッサ・チップを、製造・販売しておらず、代わりに、「柔軟なライセンス・モデル」と呼ばれるものを、運用している。

 各ライセンシーは、ARMから、プロセッサ・デザインのライセンスを取得し、独自の仕様に合わせて、アーキテクチャを、カスタマイズできるようになる。

 主な、ARMアーキテクチャ関連の、知的所有権(IP)のライセンシーには、Apple、Qualcomm、Samsung、MediaTekなどがいる。

 通常、ライセンシーは、ARMアーキテクチャや、カスタマイズのための、ノウハウといった、知的所有権(IP)、ツール、あるいは、技術サポートなどを、ライセンスするための、契約料金を支払うと共に、使用を開始してから、継続的なロイヤリティを、ARMに支払う。

 ARMは、ライセンスの契約料金や、継続的なロイヤリティの売上を通して、収益を得る。

 ARMのビジネス・モデルは、Nvidiaなどから、買収されても、存続するだろう。

 2019年に、ARMには、1550社を超える、ライセンシーがいて、ライセンシー数は、毎年、100社以上、増えていくことが、期待されている。

 ARMアーキテクチャのプロセッサを搭載した、スマートフォンの、販売台数シェアは、2016年の時点で、約90%であった。

 現在、ARMは、サーバ、ネットワーキング基盤、および、組み込み型のスマート・デバイス分野に、注力している。

 Nvidiaが、PCやデータセンターを超えて、その範囲を拡大する、ユニークな機会を拡大する、ユニークな機会を提供する。

 Nvidiaは、ARMを買収することで、Nvidiaの「プロセッサ・ビジネス」を、ARMの「柔軟なライセンス・モデル」で、補完できることを期待しているのかも知れない。

 Nvidiaは、ローエンドから、ハイエンドまでの、GPUコアIPの分野を得意としており、ARMは、主に、モバイル・デバイス向けの、CPUコアIPの分野、および、モバイル・デバイス向けの、GPUコアIPの分野を得意としているので、ARMは、Nvidiaの、プロセッサ・ビジネスを補完するものになるだろう。

 Nvidiaは、Shield TVストリーミング・ボックスや、現在は、販売されていない、Microsoft Surface RTなどに搭載された、同社の「Tegraプロセッサ」の、ARMのライセンスを、既に、取得しており、ARMを買収することで、さらなる、相乗効果を期待している。

 ARMは、現在、同社の、GPUコアIPである、「Mali」グラフィックス・コアを、ライセンスしている。

 ARMのGPUコアIPである、「Mali」グラフィックス・コアは、スマートフォン、タブレット、スマートTVなどに、完全なマルチメディア・ソリューションを提供しており、Nvidiaのグラフィクス・ビジネスを、補完するものになるかも知れない。

 Nvidiaは、「Mali」のグラフィックス・コアを、リプレイスし、統合された「GeForce GPU」を、パッケージ・ソリューションとして、ライセンシーにライセンス供与するのかも知れない。

     (続く)

デル株式会社

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