NVIDIAが、ARMを買収するために、400億ドル以上の契約を結ぶ計画があることが、報告されている。'20.09.13
【NVIDIAが、ARMを買収するために、400億ドル以上の契約を結ぶ計画があることが、報告されている。】'20.09.13
半導体メーカのNvidiaが、SoftBankから、チップ・デザイナーである、ARMを、400億ドル以上で、買収する計画があることが、報告されている。2020年9月12日
チップ業界に詳しい筋の情報を引用して、Wall Street JournalとReutersは、半導体メーカのNvidiaが、SoftBankから、チップ・デザイナーである、ARMを、400億ドル以上で、買収する計画があると、報じている。
グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を得意としている、半導体メーカのNvidiaが、主に、モバイル・デバイス用の、ARMアーキテクチャのRISCプロセッサを設計している、チップ・デザイナーのARMを買収することで、チップ業界に、大きな変化があるかも知れない。
ちなみに、2019年に、ARMアーキテクチャのRISCプロセッサの、出荷台数シェアは、モバイル・デバイス分野において、90%以上を占めていた。
ARMは、QualcommやSamsungといった、世界的なチップ・メーカに、知的財産権(IP)として、チップの設計技術やアーキテクチャなどを、ライセンスしている。
ARMアーキテクチャの、RISCプロセッサは、コンパクトで、低消費電力なので、主に、スマートフォンやタブレットなどの、モバイル・デバイスに採用されているが、車載システムや、データセンターのサーバなどにも、採用されてきた。
ちなみに、Appleのスマートフォン、iPhoneにも、ARMアーキテクチャのプロセッサが搭載されている。
Wall Street Journalによると、Nvidiaは、ARMを、400億ドル以上で、買収する意向だという。
ちなみに、SoftBankは、2016年に、ARMを320億ドルで買収していた。
伝えられるところによると、NvidiaとARMは、数週間、独占的に話し合ってきたという。
土壇場の問題がなければ、契約は、来週にも、成立する可能性がある。
ARMの買収は、それが成功すれば、モバイル・デバイス、車載システム、および、他のスマート・デバイスや、IoTといった分野で、IntelやAMDよりも、はるかに大きなリーチをもたらす可能性があるため、Nvidiaにとって、画期的なものになるだろう。
Digital Trendsは、ARMの買収契約について、Nvidiaに、質問したが、同社は、コメントを控えた。
Nvidiaは、新しいAmpereマイクロ・アーキテクチャを発表した。
Nvidiaによると、このAmpereマイクロ・アーキテクチャを採用した、GPUを搭載した、グラフィクス・カードは、GPUの性能が、50%向上し、消費電力が半分になるという。
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