IDCによると、世界のタブレットの出荷台数は、2020年1Qに、減少するという。'20.04.30
【IDCによると、世界のタブレットの出荷台数は、2020年1Qに、減少するという。】'20.04.30
IDCによると、現在、進行中の、コロナウイルス(COVID-19)の感染の広がりのため、世界のタブレット(スレート・タブレットとコンバーチブル・タブレット)の出荷台数は、2020年1Qに、減少を続けたという。2020年4月29日
IDC Worldwide Quarterly Tablet Trackeによると、コロナウイルス(COVID-19)の感染が、拡大することを避けるために、タブレット市場も停滞し、世界のタブレット市場における、出荷台数が、前年同期から、18.1%減少し、2460万台になったという。
2020年1Qに、世界のデタッチャブル・タブレットの出荷台数は、主に、AppleのiOS搭載タブレットにより、駆動され、前年同期から、56.8%増加した。
これに対し、世界のスレート・タブレットの出荷台数は、2019年1Qに、前年同期から、36.4%減少した。
IDC Worldwide Quarterly Tablet Trackerによると、世界のタブレットの出荷台数は、2020年1Qに、前年同期から、19,6%減少し、2420万台になったという。
タブレット・ベンダのハイライト
・Appleは、2019年を通して、大きく出荷台数を伸ばしたが、2020年に、コロナウイルスの感染を防ぐために、2020年1Qに、工場を閉鎖したので、出荷台数が、前年同期から、30.4%減少している。
しかし、Appleは、キーボード取り外し可能な、iPadタブレットの出荷台数が好調で、デタッチャブル・タブレット市場をリードしている。
Appleのタブレットが、出荷台数で、1位になったのは、生産性ソフトウェアや、エンターテインメントの分野で、同社のタブレットが、人気が高いことによる。
Samsungは、2020年1Qに、タブレットの出荷台数が、前年同期から、3.9%増加し、2位を維持した。
Samsungは、2020年1Qに、在宅学習と在宅勤務が増え、タブレット(デタッチャブル・タブレットと、スレート・タブレットの両方)の出荷台数が増加し、500万台になった。
Samsungは、5Gをサポートした、タブレット、Galaxy Tab S6 5Gを、初めて、多くの国で、リリースした。
Huaweiは、2020年1Qに、タブレットの出荷台数が、前年同期から、8.3%減少して、300万台になった。
Lenovoは、2020年1Qに、前年同期から、タブレットの出荷台数を、1.9%増加させ、160万台になり、4位になった。
Lenovoが、タブレットの出荷台数を増加させた地域は、主に、日本、米国、西欧である。
Amazonは、2020年1Qに、タブレットの出荷台数を、前年同期から、6.4%増加させ、5位であり、タブレットの出荷台数のシェアは、5.8%であった。
表1)2020年1Qにおける、世界のタブレットの出荷台数、シェア、年間増加率
2020年1Q 2020年1Q 2019年1Q 2019年1Q 年間
ベンダ 出荷台数 シェア 出荷台数 シェア 増加率
Apple 6.9 28.0% 9.9 32.9% -30.4%
Samsung 5.0 20.2% 4.8 16.0% 3.9%
Huawei 3.0 12.0% 3.2 10.7% -8.3%
Lenovo 1.6 6.4% 1.6 5.2% 1.9%
Amazon 1.4 5.8% 1.3 4.5% 6.4%
その他 6.8 27.5% 9.2 30.7% -26.6%
合計 24.6 100.0% 30.1 100.0% -18.1%
ソース:IDC Worldwide Quarterly PCD Tracker、2020年4月29日
タブレット分野には、スレート・タブレットと、デタッチャブル・タブレットが含まれ、コンバーチブル型タブレットPCは含まれない。