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2015年2月10日 (火)

中国における、中国のITベンダの競争力の将来予測(2) '15.02.10

【中国における、中国のITベンダの競争力の将来予測(2)】 '15.02.10

 Gartnerによると、2019年までに、中国におけるデータセンターのIT基盤の2/3は、中国のITベンダにより提供されるという。 2015年2月6日

  (続き)

 Garnerによると、2016年までに、中国のITベンダによる、ウェアラブル・デバイスの生産台数は、1億台以上になり、多くのウェアラブル・デバイスの価格は50ドル未満になるだろう。

 Niker+、Google、Appleなどは、海外のITベンダに、自分たちのウェアラブル製品(Niker+ FuelBand、Google Glass、Apple Watchなど)を生産するための技術仕様を提供し、製造を委託している。

 中国のITベンダにも、GoogleやAppleなどと、正式にライセンス契約を交わし、ウェアラブル製品の製造を受託したり、コピー製品を作成して販売したりしているところもある。

 ウェアラブル・デバイス市場は、まだ、初期の段階にあるが、多くの中国のITベンダは、Xiaomiバンドを79元(12ドル)、inWatch Piを299元(47ドル)、Abardeen v.wokidsトラッカー・ウォッチを188元(30ドル)といった、極めて低価格のウェアラブル製品の提供を開始している。

 有名ブランドのウェアラブル製品を模倣した、中国製のコピー製品は、本物と同様の機能を持っており、極めて低価格で販売されるので、多くの消費者にとって、魅力的である。

 Gartnerは、中国における、ウェアラブル市場も、スマートフォンやタブレットの市場の歴史の繰り返しになると予想している。

 GoogleやAppleなどと、正式にライセンス契約を交わしていない、ノンブランドのメーカには、短期間に、ブランドのウェアラブル製品と同様の機能を持つ製品を作成するために、半導体ベンダが提供している、参照デザインを利用して、製品を開発してるところもあるだろう。

 有名ブランドのウェアラブル製品のベンダは、品質の高い製品を、できるだけ安く、安定して生産してくれる、OEMメーカと、ライセンス契約を交わし、製造を委託している。

 半導体メーカには、自社のプロセッサや電子部品の購入を促すために、メーカに、参照デザインや開発ツールを提供しているところもある。

 有名ブランドのウェアラブル製品のベンダは、自分たちの製品のプラットフォームと互換性のある製品が増え、ソフトウェアの開発環境が整備されれば、アプリケーション開発者が増え、さまざまな分野のアプリケーションが充実し、モバイル・デバイス(スマートフォンやタブレット)などとも連携できるようになり、エコシステムを拡大させ、ウェアラブル市場をリードできるようになるだろう。

 ウェアラブル市場が、成熟してくれば、モバイル・デバイス市場の歴史のように、消費者は、製品を長く使用するために、技術サポートや保守体制が確立されており、品質が保証され、安心して使える製品を選択するようになるだろう。

 ウェアラブル市場の初期の段階には、特定の分野(フィットネスやヘルスケアなど)のウェアラブル製品の機能や使い心地を調べるために、安価な製品を購入し、試用してみる消費者もいるだろう。

 中国のノンブランドのベンダ、スタートアップ、および、ベンチャーは、ウェアラブル・デバイス市場に興味を持っており、多くの中国のITベンダが、この市場に参入し、安い製品を提供するので、中国国内だけでなく、世界市場において、ベンダ間の競争が激しくなり、余程の実力が無ければ、淘汰されていくだろう。

 大手のウェアラブル・デバイス・ベンダにとって、重要なことは、自分の文化を広め、パートナーを増やし、ウェアラブル市場をリードして、ハードウェアではなく、アプリケーションやWebサービスで、利益を上げることだろう。

 このため、大手のウェアラブル・デバイス・ベンダには、品質レベルが高く、信頼性の高い、ウェアラブル製品を、安定して、安く製造できる、OEMパートナを持つことも重要だろう。

 また、ウェアラブル・デバイス・ベンダは、国や地域によって、消費者の好みや、考え方が違うので、例えば、Googleが、インドなどに、Android Oneのような、手頃な価格で、実用性が高く、信頼性のある、スマートフォンを投入したように、国や地域の事情にあった、製品や販売戦略を展開する必要もあるだろう。

 比較的小さな、ノンブランドのウェアラブル・デバイス・ベンダは、半導体メーカが提供している、参照デザイン、ツール、ライブラリなどをライセンス(有償か無償かに関わらず)したり、大手のウェアラブル・デバイス・ベンダからOEM生産を受託したり、大手のウェアラブル・デバイス・ベンダやコンソーシアムなどから、正式に、参照デザイン、ツール、ライブラリなどをライセンス(有償か無償かに関わらず)したりして、自社の得意とする技術を最も活かせる方法で、製品を開発するだろう。

 また、ノンブランドのウェアラブル・デバイスベンダは、製品の流通、販売、サポートなどのパートナーも少ないので、エコシステムを拡大させたい、ライセンサーの支援を受け、オールマイティな製品ではなく、自分の得意な分野(例えば、ヘルスケア、医療、フィットネス、スポーツといった分野)の市場にターゲットをしぼり、サービス・レベルを保証し、その分野に必須な機能を実装し、極めて競争力のある価格で、実用性の高い、ウェアラブル製品を提供するだろう。

 このため、ウェアラブル・デバイスは、用途の広い、汎用性の高い、スマートフォンのようなデバイスに近い、ウェアラブル製品と、特定の用途(医療、ヘルスケア、フィットネス、スポーツなど)に限定した、特別な機能を持つ、ウェアラブル製品に分かれるだろう。

 しかし、ウェアラブル・デバイスには、他社のパーソナル・デバイスやモバイル・デバイスとも相互に接続でき、相互運用できる必要があるので、ノンブランドのウェアラブル・デバイス・ベンダは、採用した標準仕様と互換性のある、パーソナル・デバイスやモバイル・デバイスを提供しているベンダ、アプリケーション・ベンダなどと、戦略的なパートナーシップを確立する必要があるだろう。

 そうすれば、そのウェアラブル・デバイスの機能をフルに利用した、アプリケーションやWebサービスも、充実していくだろう。

  (続く)

 ベストセラーのアプライアンス

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