IoT時代のアプライアンスのOS '14.01.17
【IoT時代のアプライアンスのOS】 '14.01.17
Googleが、ホンダやGMなど、大手4社と車載コンピューティング・システムを共同で開発すると発表しており、「モノのインターネット(IoT)」の時代のパーソナル・デバイス、モバイル・デバイス、車載コンピューティングなどのアプライアンス用OSの展開に、新たな変化が起きているようだ。
スマートフォン向けのOSの世界シェア(2013年7月~9月)by IDC
OS シェア
Android 81.0%
iOS 12.9%
Windows phone 3.6%
BlackBerry 1.7%
パーソナル・デバイス、モバイル・デバイス、車載コンピューティングなどのアプライアンス用のOSの、メーカの採用基準は、戦略的な思惑を除けば、次のものがある。
・オープン性:柔軟性があり、低コストで採用できる。
・ローカライズ性:画面の表示や文字の入力を、容易に多国語対応できる。
・アプリケーション開発環境(HTML5対応ブラウザを含む)が充実しており、アプリケーションが豊富である。
・基本機能:ネットワーク機能(Wi-Fi、4G LTE、Erthernetなど)やストレージ管理機能などの基本的な機能が優れている。
・ユーザ・インタフェース(UI):タッチインタフェース、音声コマンド、ハンズフリー操作などが優れている。
・接続インタフェース(USB、Bluetooth、NFCなど)のサポートが充実している。
・マルチメディア(静止画像、動画、音声、音楽など)の処理機能が優れており、カメラでの動きの検出、音声認識、画像認識などの機能が利用できる。
・センサー技術:位置、温度、湿度、加速度、重力、ジャイロ、照度、磁気、圧力、近接、CO2、放射能など、さまざまなセンサーを実装したり、利用したりできる。
・OSの信頼性、持続性、応答性などが高い。
・指紋認証や虹彩認証など、さまざまな認証技術や暗号技術をサポートし、高度なセキュリティを実現できる。
・OSの性能:リアルタイム性、マルチスレッドといった、応答性や並列処理が優れていて、同時に複数の事象に対応できる。
世界のアプライアンス・ベンダの動きに注目したい。
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